〜ゆうゆう隊の山便り〜


展望抜群の躍動あふれる八ヶ岳主峰へ

8 赤岳



本州のほぼ中央に位置し、南北に約20km、東西に15kmの規模を誇る八ヶ岳連峰。

穏やかな北八ヶ岳とは対照的に、峻険な峰々が連なる南八ヶ岳にそびえるのは主峰

赤岳。北峰、南峰からなり、最高峰は南峰海抜2899mに一等三角点を配置する。


アルペンムード満載の岩場を登りきると、累々たる火山岩の向こうに富士山をはじめ

北・南・中央アルプス、八ヶ岳連峰、浅間山、秩父連峰など名だたる名峰を一望でき

る展望は見事の一言に尽きる。赤岳へのアプローチは多くあるが、美濃戸から入る昔

から親しまれてきたクラシカルルートが一般的で急峻な岩場が続く難所もあるが、随所

にクサリもかけられ比較的安心して登る事が出来る。登山のフィールドを拡げるためにも

一度は登りたい山である。





概      要

日時  
2010年9月21日火曜日 日帰り  天候:濃霧のち晴れ  気温:−
 
所在地   
長野県南牧村・原村・茅野市〜山梨県北杜市

山名・山域 
赤岳(あかだけ) 標高:2899.17m 

山域:八ヶ岳連峰 日本百名山


位置
 

北緯35度58分15秒 東経138度22分12秒 一等三角点  

参考コース 
美濃戸⇒南沢⇒行者小屋⇒地蔵ノ頭⇒赤岳山頂⇒文三郎尾根⇒行者小屋⇒南沢⇒美濃戸

平均タイム:7時間10分

コースタイム 

南沢登山口7:00→ 行者小屋9:10→ 休憩9:30→ 地蔵ノ頭10:39→ 赤岳展望荘10:56→


休憩11:05→ 赤岳北峰11:40→ 赤岳南峰11:45→ ランチ

文三郎尾根13:16→ 中岳分岐13:48→ 行者小屋14:54→ 休憩15:30→ 南沢登山口18:00

体力度 
★★★★☆(日帰りの場合)  ※あくまでも個人的な主観です。
 
技術度 
★★★★☆  ※あくまでも個人的な主観です。
 
最大標高差 
約1215m
 
実歩行時間 
約9時間25分(休息含めない)
 
実歩行距離 
約11.2km
 


コースマップ(再生ボタンで動きます)




山域アクセス


公共交通
 

JR中央本線茅野駅⇒ 小海町営バス(52分)⇒美濃戸口


マイカー
 

中央自動車道小淵沢ICから八ヶ岳高原道路ライン〜県道484号線で美濃戸口まで約20km
中央自動車道南諏訪ICから八ヶ岳ズームライン〜鉢巻道路経由で美濃戸口まで約10km
美濃戸口駐車場あり1日/500円

美濃戸までは車高の低い車は乗り入れないほうが無難
道の突き当たりに3件の小屋がありいずれも駐車場あり1日/1000円 


ふるさと情報
 

北杜市赤岳情報HP

八ヶ岳観光協会HP





山小屋情報


美濃戸山荘
 

冬期営業要確認 

HP:http://www.yatsugatake.gr.jp/minoto.html


赤岳山荘
 

通年営業

пF山小屋直通 0266-74-2272


やまのこ村
 

冬期11月〜4月下旬不定期営業(年末年始は営業)
  

HP:http://www.yatsu-akadake.com/noko-k-w.html


赤岳鉱泉

冬期営業要確認

HP:http://www.alles.or.jp/~akadake/html/kousen.html



行者小屋


冬期営業要確認

HP:http://www.alles.or.jp/~akadake/html/gyouja.html


赤岳展望荘


冬期営業要確認  

HP:http://www.yatsugatake.gr.jp/tenbousou.html



赤岳頂上山荘

 

GW/5月中旬〜11月上旬営業(不定休有) 


HP:http://www.yatsu-honzawaonsen.com/akadake.htm
 

※当サイトの情報は、あくまでも管理者の見解・情報ですので参考程度にご覧ください。

山小屋を利用するに当たっては、必ず事前予約、連絡確認をしてください。







山行レポート



念願だった八ヶ岳連峰最高峰登頂の時がやってきた
。登山を始めてまだ数カ月

はたして登りきれるのか不安もあったが、何故か山頂に立てる気がしてならない。


登山道は、王道の美濃戸〜行者小屋〜赤岳登頂、しかも日帰り強行プラン

湿ったガスが一面を覆い、行く先に不安を感じる中赤岳を目指すゆうゆう隊であった。



南沢登山道入口 天候が心配なスタート 


苔むした深い森に取付く 

大量の樹木が押し流されていた かなりガズっている




行者小屋到着

見渡すもガスってなにも見えない 



地蔵尾根に取付く

急登ではあるが階段が整備されている 




高度を上げるにつれて、ガスと風が強くなる

高度感がわからないのが、せめてもの救い 



山行安全祈願をした 




本来行者小屋が見下ろせる場所

地蔵ノ頭まであと少し



相当な強風と視界不良の地蔵ノ頭 



強風のため、赤岳展望荘で引き返すか協議

結果、山頂を目指す事に 






濡れた岩は滑り、強風で何度も立ち止まる 

それでも山頂を目指すゆうゆう隊 





何も見えない山頂への道 

飛ばされそうな時もしばしば 




無事赤岳山頂小屋に到着 

北峰から最高点南峰は見えなかった 






風の切れ間をダッシュで山頂到着 




無事到着できたことに感謝

赤岳手ぬぐいを拡げてみる 


赤 岳

標高2899mの赤岳は、八ヶ岳連峰最高峰の山である。

山頂は北峰・南峰の二峰に分かれており、最高点南峰には神社と1等三角点がある。

山肌が赤褐色に由来した山名で、南峰からは日本の名山を一望できる360度の大展望が広がっている。




風は強いが、山頂小屋が見えてきた

もの凄い勢いで雲が流れて行く ここでランチ 





北峰まで戻ると雲が取れてきた 







下山は階段から始まる文三郎尾根

キレットへの分岐 まさに崖 




岩がゴロゴロした下山道

核心部はクサリ、足場も思いのほか良好 






文三郎尾根核心部から赤岳を望む



登頂時のガスが嘘のように阿弥陀岳が姿を現す

行者小屋も眼下に見えていた 




振りかえると、赤岳が姿を現していた 





阿弥陀岳分岐から見た赤岳




横岳〜大同心〜地蔵の尾根を望む



核心部を過ぎると長い階段 

行者小屋が見えてきた




赤岳をバックに小休止  




行者小屋より南八ヶ岳核心部を望む





八ヶ岳裾野はとこまでも続く深い森

陽も傾きかけたころやっと帰還 




駐車場は既に夜の帳になっていた 





八ヶ岳最高峰は、優しく迎えてはくれなかった。


裾野から見た八ヶ岳は、厚い雲に覆われ全くその姿を現してくれない。そんな中赤岳を目指した

ゆうゆう隊だったが、高度を上げるにつれ湿った濃いガスと強風に見舞われる。展望荘で1組のパ

ーティーは登頂断念、ゆうゆう隊も引き返すか協議したが、幸い雨が降っていなかった事と、視界

が多少なりとも効いた事で山頂を目指した。何度も立ち止まりながら登った赤岳山頂は、達成感に

あふれていた。それと同時に濃いガスは一気に離れて行き、 下山中にはすっかり初秋の空へと変

わっていった。そして八ヶ岳の主峰をはじめとする南八ヶ岳を間近に仰ぎみる事が出来たのだ。行

程の長い山行で膝も悲鳴を上げたが、無事帰れた事に感謝するとともに、大いに自信を付けられた

ゆうゆう隊であった。







赤岳の詳しいレポートは、ゆうゆうブログ「好き勝手な趣味の時間」に掲載!

    

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