〜ゆうゆう隊の山便り〜


季節の花と展望に恵まれた、名峰を手軽に周回

2 大菩薩嶺




標高1600mに位置する上日川峠から、山頂までの標高差はおよそ450mで

2000m級の山であるが比較的登りやすく、手軽に百名山を味わえる。唐松

尾根から周回するコースで、もっともきついのは雷岩までのラスト30分、草原

のように広がる熊笹の一帯が一番の急登、時折振りかえって景色を楽しもう。

雷岩に辿り着くと、富士山・南アルプスの素晴らしい景観が待っている。大菩

薩嶺山頂へは雷岩から往復20分ほど、静かな山頂に挨拶し雷岩で休息。帰

路は広々と美しい稜線を、富士山を眺めながら、賽ノ河原〜大菩薩峠〜介山

荘を目指す。途中石ころだけの道もあるが、よく整備された穏やかな下り道は

特に問題ない。介山荘からは、林道のような幅広い道になり、森林浴を楽しみ

ながら富士見山荘〜福ちゃん荘〜ロッヂ長平衛を経て、上日川峠に着く。





概     要

日時  
2010年6月12日土曜日 日帰り  天候:晴れのち曇り  気温:塩山市25℃ 山頂13℃
 
所在地   
山梨県甲州市〜北都留郡波山村

山名・山域 
大菩薩嶺(だいぼさつれい) 標高:2057m 

山域:奥秩父山魂 日本百名山 日本花の百名山 

位置 
北緯35度44分55秒 東経138度50分43秒 三等三角点

参考コース 
上日川峠⇒福ちゃん荘⇒雷岩⇒大菩薩嶺山頂⇒賽ノ河原⇒大菩薩峠⇒介山荘⇒上日川峠 

参考タイム:3時間25分

コースタイム 
ロッヂ長兵衛9:00→ 福ちゃん荘9:30→ 休息→ 雷岩10:35→ 休息→ 大菩薩嶺山頂11:17

ランチ→ 賽ノ河原12:15→ 大菩薩峠12:35→ 休息→ 介山荘13:40→ 
駐車場着14:20 

体力度 
★★☆☆☆  ※あくまでも個人的な主観です。
 
技術度 
★☆☆☆☆  ※あくまでも個人的な主観です。
 
最大標高差 
約471m
 
実歩行時間 
約3時間30分(休息含めない)
 
実歩行距離 
約7.8km
 


コースマップ(再生ボタンで歩行ルートが動きます)



山域アクセス


公共交通
 

JR中央本線塩山駅⇒ タクシー ⇒ 上日川峠まで約40分 

シーズン中の休日は甲斐大和駅より1日4便のバスあり(要確認)


マイカー
 
中央道勝沼ICから国道20号〜411号経由で約25km 上日川峠に無料駐車場あり 

ふるさと情報
 


国道411号線沿いに
日帰り温泉大菩薩の湯あり(2011年5月現在)

大菩薩観光協会HP

 


山小屋情報


ロッヂ長兵衛
 

通年営業 12月〜4月間は土日・年末年始のみ営業 

HP:http://www.kcnet.ne.jp/~choubei/
 

福ちゃん荘
 

通年営業(要確認) 

HP:http://www.kcnet.ne.jp/~fukuchan/


介山荘
 

通年営業(要確認)
  

HP:
http://kaizansou.jp/


富士見山荘
 

4月から翌年正月までの土日・祝日営業
 

HP:http://www003.upp.so-net.ne.jp/kniki/fujimi/ 


※当サイトの情報は、あくまでも管理者の見解・情報ですので参考程度にご覧ください。

山小屋を利用するに当たっては、必ず事前予約、連絡確認をしてください。






山行レポート


ゆうゆう隊2度目に選んだ山は日本百名山の大菩薩嶺。

手軽に2000m級百名山に登頂出来る事に心奪われ、一

番ベーシックな周回するプランとした。登山ギアも充実さ

せ、富士山の展望を楽しみに登頂したが、あいにくの曇り空


しかし、開けた稜線歩きと、2000m超の山は計り知れない魅力があった。


上日川峠駐車場より大菩薩嶺を望む 



上日川峠にある案内図 

9:00 ロッジ長兵衛から山頂を目指す 



行程時間表示板 

福ちゃん荘まで登山道を登る 



約30分で福ちゃん荘着 

唐松尾根から雷岩を目指す 



時折振りかえり、心地よい風を受ける 



唐松尾根核心部に取り付く 

キラキラと光る一面の熊笹は見事だ 



10:35 雷岩着 

雷岩から約10分ほどで山頂へ 




雷岩付近からの展望

富士山、南アルプスを望める絶景だが、あいにくの曇り空、眼下には大菩薩湖が。




11:17 大菩薩嶺山頂 


山頂は木々に囲まれ展望はない。静かな山気に囲まれた場所である。



雷岩でランチをし、楽しみな稜線歩きに 

標高2000m地点 



視線に伸びる開けた稜線は実に気持ち良い 

途中岩を超える場所がある 







稜線をバックに、旧大菩薩峠賽ノ河原到着 


江戸時代には、塩山〜小菅間の裏街道。青梅街道最大の難所として

知られていた。当時は「親不知」と言われた旧大菩薩峠は、濃霧が発

生しやすい場所があり、そこに足を踏み入れると脱出困難になったと

言われている。その為多数の遭難者を出した。




賽ノ河原を経て、小ピーク上から大菩薩峠を望む



稜線上最後の岩稜を下る 

13:40 介山荘到着 


かの有名な小説「大菩薩峠」は、中里介山 作の長編時代小説。

1913年〜1941年に都新聞・毎日新聞・読売新聞などに掲載され

た全41巻にのぼる未完の一台巨編である。幕末が舞台で、虚無

に取りつかれた険士・机竜之助を主人公とし、甲州大菩薩峠に物

語は始まる。未完の大作の著者中里介山に由来する介山荘である。 





天気が良ければ開けた展望が望める 

ビールで喉を潤し至福の時間 


大菩薩峠は1878年(明治11年)道路改修により柳沢峠を開削したルートに変更され、現在は柳沢峠にその役目を譲っている。





見上げた山に、入道雲が迫っていた 



初の2000m超、百名山、稜線歩き、全てが新鮮で登山の素晴らしさを感じる事が出来た山

行だった。手軽に登れる名峰だが、ゆうゆう隊にとって言葉にできない達成感に包まれた。







大菩薩嶺の詳しいレポートは、ゆうゆうブログ「好き勝手な趣味の時間」に掲載!

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