〜ゆうゆう隊の山便り〜


奥武蔵の代表する峠と、静寂の峰を歩く

1 越上山




登山コースは、黒山三滝から入り標高771.1mの関八州見晴台を経て、顔振峠へと向かう事も出来る。

5月の顔振峠までの山道では、シャガの群生が至る所で見られ、スミレの種類も多い。顔振り峠では茶

屋も点在し、眼下に風影集落、遠くに奥多摩山々が連なり、武甲山が美しく見える。天気が良ければ遠

く富士山も望める場所の茶屋で、休憩するにはちょうど良い。諏訪神社から越上山頂を目指し、一本杉

峠で巨杉を見て黒滝へと下った。どこか懐かしい里山歩きのようで、紅葉の時期から〜新緑の頃まで気

持ちよく歩けるトレッキングコース。また、冬の星空、夜景はとても素晴らしいと言う。顔振峠までは車でも

簡単に行く事が出来る。しかし自分の足で歩いて行く事で、景色がとても美しく感じるのだ。






概      要

日時  
2010年5月22日土曜日 日帰り  天候:曇り  気温:−
 
所在地   
埼玉県飯能市

山名・山域 
越上山(おがみやま) 標高:566.47m 

山域:奥武蔵

位置 
北緯35度55分 東経139度15分 三等三角点

 
参考コース 
黒山バス停⇒顔振峠⇒諏訪神社⇒越上山頂⇒一本杉⇒林道出会⇒黒山バス停 

コースタイム 
黒山バス停12:00→ 顔振峠入口12:10→ 顔振峠12:52→ 休憩13:20→ 諏訪神社13:36

越上山分岐13:45→ 山頂13:55→ 一本杉峠14:25→ ランチ14:50 

顔振峠入口15:31→ 天狗滝15:50→男滝・女滝15:55→黒山バス停16:20

体力度 
★☆☆☆☆ ※あくまでも個人的な主観です。
 
技術度 
★☆☆☆☆ ※あくまでも個人的な主観です。
 
標高差 
約367m
 
実歩行時間 
約3時間23分(小休止含)
 
実歩行距離 

 


 

コースマップ


より大きな地図で 越上山 を表示




山域アクセス



公共交通
 
JR八高線・東武越生線越生駅⇒ 川越観光自動車バス⇒ 黒山バス停まで約30分 

マイカー
 
関越道鶴ヶ島ICから約40分 黒山バス停側・ひとつ前の神社前バス停に各無料駐車場あり 

ふるさと情報
 

黒山に黒山鉱泉館東上閣あり。ともに日帰り入浴可(2010年5月現在)

埼玉県越生町HP
 




顔振峠 茶屋情報

手打ち蕎麦・鹿刺身・季節のてんぷらなどいただける茶屋がある。


富士見茶屋
駐車場あり пF042-978-0898

顔振茶屋
 
駐車場あり HP:http://www.geocities.jp/kouburi_chaya/index.htm 

平九郎茶屋
 
駐車場あり пF042-978-1525

※当サイトの情報は、あくまでも管理者の見解・情報ですので参考程度にご覧ください。

山小屋を利用するに当たっては、必ず事前予約、連絡確認をしてください。







山行レポート


ゆうゆう隊結成初の登山は、奥武蔵義経伝説の残る顔振峠を目指し、越上山頂を踏むトレッキング登山。

雑誌コースガイドを参考に、登山の締めくくりには黒山三滝巡るプラン。昼間からの登頂だったゆうゆう隊は

顔振峠へ直登し、越上山〜一本杉〜黒山へと周回する道だ。久しぶりに触れる自然、体を突き抜ける風、

森の木々、鳥のさえずり、全てが新鮮に感じる事が出来た。そして私達ゆうゆう隊は、登山と言う分野に足

を踏み入れる大きな第一歩であった。




コース略図掲示板 




12:00 随分とゆっくりした出発である。 

約10分ほどで顔振峠入口、ここから登山道となる。 


黒山三滝から顔振峠入口に向かう道には、渋沢平九郎自刃跡地がある

飯能戦争で振武軍の参謀者であった平九郎は、激戦の上秩父へ逃げ

伸びようとしたが追い詰められ自刃したという。見事な最後は、のちに歌

舞伎となり、今も武勇を謳われている。



程よい斜面と杉林はとても気持ちがいい。 




40分ほどで顔振峠へ到着 

義経ゆかりの峠道、名称の由来が書いてあった。 



顔振峠は、奥武蔵の東部、埼玉県飯能市と越生町にある峠で、標高は500m

峠には茶屋があり、奥武蔵グリーンラインや関東ふれあいの道の休憩場所とし

て賑わっている。峠から東に10分ほどのところに展望台があり、晴れた日には遠

く新宿のビル群を見渡せる。



顔振峠から奥多摩方面を望む






阿寺諏訪神社到着 

登山安全祈願のお参り 






山頂への分岐 

分岐から急登が続く 





13:55 全く展望のない越上山山頂 


「おがみやま」と読むこの山は、元々「拝み山」「御神山」であった。

越辺川の源流に位置する事から「越上山」の文字が当てられたよ

うである。かつては山頂に諏訪神社が祀られ、雨乞いのために地

元の人々は、しばしこの山に登ったそうだ。




杉林に囲まれた気持ち良い尾根道 

一本杉峠に佇む一本杉 



ここは奥武蔵古道、風影・阿寺と阿諏訪・瀧ノ入をつなぐ道である。

峠の名前通り、見事な一本の大杉である。



トレイル脇で遅めのランチ 

  


天狗滝 

男滝・女滝 


東天狗滝は、霊山に天狗が住むと言う事から命名される。天狗滝からさらに5分ほど

登ると、男滝・女滝が現れ、この三滝の総称を黒山三滝と言う。吉原遊郭の副名主

だった尾張屋三平が、男滝・女滝を男女和合の神と見立てて江戸に紹介し、吉原

の信仰を集めたといわれてる。三平が建てた道標は現在も三滝入口に残っている。


初のトレッキング登山は、全てが新鮮に映った。汗をかき、自分の足で一歩づつ登る

爽快感、ゆうゆう隊は登山にのめり込んでいった。







越上山詳しいレポートは、ゆうゆうブログ「好き勝手な趣味の時間」に掲載!

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