〜ゆうゆう隊の山便り〜


奇岩奇峰が連なる奥秩父西端の全山花崗岩峰へ

11 瑞牆山




豊かな森林におおわれた深い山並を形成する奥秩父。その西端に花崗岩の岩峰を林立させ

ひときわ特異な景観を見せる瑞牆山。初夏の頃、中腹にはアズマシャクナゲが群落をつくり、

美しいピンク色の光景を広げる。 最も一般的な登山道は瑞牆山荘からの往復だが、山頂西側

のみずがきの森を起点とする周回コースは屏風岩・風穴・不動ノ滝・夫婦岩・弁天岩など見どこ

ろも数多く点在する。石舞台のような山頂に立つと、八ヶ岳が左右に足を拡げ金峰山は大きく、

遠く富士・南アルプスと、まさに絶景である。





概     要

日時  
2010年11月6日土曜日 日帰り  天候:晴れ  気温:瑞牆山荘前4℃ 山頂2℃
 
所在地   
山梨県北杜市

山名・山域 
瑞牆山(みずがきやま) 標高:2230m 

山域:奥秩父山魂 日本百名山


位置
 

                                              
北緯35度53分36秒 東経138度35分31秒 三等三角点

参考コース 
瑞牆山荘⇒富士見平⇒天鳥川⇒瑞牆山⇒(往復) 平均時間4時間40分

コースタイム 
瑞牆山山荘前登山口8:00→ 富士見平8:46→ 休憩8:55→ 天鳥川9:20→ 休憩9:30

瑞牆山山頂10:50→ ランチ12:15→ 天鳥川13:20→ 休憩13:36→富士見平13:56→ 登山口14:26


体力度 
★★☆☆☆  ※あくまでも個人的な主観です。
 
技術度 
★★☆☆☆  ※あくまでも個人的な主観です。
 
最大標高差 
約717m
 
歩行時間 
約4時間34分(休息含めない)
 
歩行距離 
約5.9km
 


コースマップ(再生ボタンで動きます)






山域アクセス


公共交通
 

JR中央本線韮崎駅⇒山交タウンバス1時間⇒益富温泉⇒登山バスみずがき号20分 ⇒瑞牆山荘


マイカー
 

中央道須玉ICから国道141号〜県道23(増富ラジウムライン)経由で約26km 

瑞牆山荘前から富士見林道を100mほど入った左側に無料駐車場あり

 

ふるさと情報
 

増富ラジウム峡環境協会HP  

北杜市HP

みずがき山ヘルシーランドHP  




山小屋情報


大日小屋
(大日岩西方) 

避難小屋 素泊まり・幕営 水場・トイレあり 

пF0551-45-0600



富士見平小屋
(富士見平)

避難小屋 素泊まり・幕営 トイレあり 

пF0551-45-0660 


瑞牆山荘
(里宮平)

 
3月10日〜11月30日営業 12月1日〜3月9日土日のみ営業 臨時休業有(要確認) 

HP:
http://www.mizugaki.burari.biz/ 


金山山荘
(金山平)

 
4月20日〜10月末営業 オートキャンプ場併設

пF0551-45-0435

※当サイトの情報は、あくまでも管理者の見解・情報ですので参考程度にご覧ください。

山小屋を利用するに当たっては、必ず事前予約、連絡確認をしてください。





山行レポート


金峰山登山の時、森林から奇岩乱立していた瑞牆山が強く印象に残っていた。

気温もグッと低くなってきた晩秋の中、その山頂を踏む時が来たのだ。空は澄み

渡り、きりっと冷えた空気がどことなく心地の良いこの日日の出とともに、赤く染まる

南アルプス、八ヶ岳を眺めると、否応なしに気分も高揚してくる。山麓からは、なだ

らかに続く森林に囲まれ、ひときわ男性的な山容を見せていた瑞牆山どうやってあ

の山頂まで行けるのだろう?などと考えながら、秋色に染まった美しいミズナラの純

林に取付いた。


 

双葉SAで日の出を迎える 

朝日に染まる鳳凰・甲斐駒 

裾野を広げる八ヶ岳 





最後の彩りを見せる通仙峡

瑞牆山荘 この上部に駐車場がある





8:00 登頂開始 

日差しの明るい白樺林を行く



里宮坂の急登りでは早くもダウン気味

それでもすこしづつ歩を進める 



木々の隙間から姿を現す瑞牆山 



金峰山との分岐 富士見平道標

秋色にそまる広場で小休止 




沢に向け徐々に急勾配になっていく 

清流天鳥川を渡る



巨岩の桃太郎岩 ここからが本格的な登山道



所々にロープが設置されている

徐々に本格的な岩場登りと変わっていく



南アルプスが顔を出している

展望の良さに、巨岩の上で休憩 



雲上に浮かぶ富士

金峰山の五丈岩が大きく見える



大ヤスリ岩直下 山頂まであと少しだ



最後の難関 山頂下の凍った岩登り

短い階段を登りきると山頂は目前 



10:50 瑞牆山山頂到着 


瑞牆山

山名の由来は、山稜を三分割する「みつなぎ」の転訛説や、崖を意味する「がき」に由来しているが

甲斐国志では、玉塁(たまがき)と呼ばれる金峰山に対し、瑞塁(みずがき)を呼び習わしたとする説

もある。古くからの信仰の山で、洞窟には修験者の修行跡や刻字が残り、山頂の西峰には弘法岩が

あり、空海開山伝説も伝わる。




山頂からの展望は抜群

八ヶ岳を手前に、遠く御嶽山も見えていた 


大ヤスリ岩を見下ろす

絶好の空のもと大展望を楽しんだ




富士と金峰山




裾野をいっぱいに広げた八ヶ岳



雪をまとい始めた南アルプス連峰





ランチを楽しみ下山の途につく 






大ヤスリを登るクライマー

くぐり岩を通過


 

乱立する見事な岩峰を後にした 



 

落ち葉を踏みしめながらの下山

14:26 登山口到着



みずがきの森公園 芝生広場より 

壮観な瑞牆山を背後に






芝生公園から瑞牆山を望む



黒森付近から望む瑞牆山と金峰山



最高の天気に恵まれた山行は、ゆうゆう隊初、山の山頂から富士を望む事が出来た。

そして南アルプス・八ヶ岳・北アルプスと素晴らしい展望を瑞牆山は披露してくれる。


見上げる全山花崗岩の瑞牆山は、険しくも思いのほか容易に登る事が出来できたし

ごつごつとした岩登りは登攀意欲をそそるものであった。今回は晩秋の登頂だったが

シャクナゲの群生地でもあるこの山、新緑を迎え一斉にピンクの花に囲まれる初夏の

頃は、もっとも楽しめるのではないだろうか。








瑞牆山の詳しいレポートは、ゆうゆうブログ「好き勝手な趣味の時間」に掲載!

    

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