〜ゆうゆう隊の山便り〜


古の息吹を感じる丹沢山魂東端へ

13 大山




大山詣として、庶民に親しまれてきた大山は、富士山のように美しい三角形の山容を見せる。

歴史は古く、農耕の神、雨乞いの神として信仰を集め、相模湾からを航行する船にとっての目

印でもあった。伊勢原に通じる大山街道(現在の国道246号)は大山詣に向かう人々で賑わい

山麓では門前町が今も往年の賑わいを残している。現在でも信者は多く、毎年多くの参拝者が

訪れているが、そのため観光地化していることは否めない。しかし山そのものはどっしりとしており

山頂からの展望も素晴らしく、天気が良ければ新宿のビル群まで見渡すことができる。





概     要

日時  
2010年12月12日日曜日 日帰り  天候:晴れ  気温: 山頂2℃
 
所在地   
神奈川県伊勢崎市

山名・山域 
大山(おおやま)標高:1251.7m 

山域:丹沢山地 日本三百名山   


位置
 

北緯35度26分27秒 東経139度13分52秒 三等三角点
  
参考コース 
駐車場⇒大山ケーブル駅⇒阿夫利神社駅⇒大山山頂⇒見晴台⇒下社⇒大山ケーブル駅⇒駐車場

平均時間3時間59分(ケーブルカー乗車時間6分含む)

コースタイム 
駐車場9:29→ ケーブル駅9:40→ 阿夫利神社駅9:53→ 富士見台11:54→ 大山山頂11:20→

ランチ12:41→ 見晴台13:35→ 休憩13:45→ 阿夫利神社下社14:9→ ケーブルカー駅16:22→ 

駐車場15:00

体力度 


★★☆☆☆   ※あくまでも個人的な主観です。
 

技術度 
★☆☆☆☆  ※あくまでも個人的な主観です。
 
最大標高差 
約950m
 
歩行時間 
約3時間20分(休息含めない)
 
歩行距離 
約6.8km
 


コースマップ(再生ボタンで動きます)






山域アクセス



公共交通
 

ヤビツ峠コース
小田急線秦野駅⇒神奈川中央交通バス22分⇒ヤビツ峠バス停

大山ケーブルコース
小田急伊勢原駅⇒神奈川中央交通バス25分⇒大山ケーブル駅バス停


マイカー
 

ヤビツ峠コース
東名秦野中井ICから県道70号経由で約15km ヤビツ峠に無料駐車場あり 

大山ケーブルコース
東名厚木ICから国道129・246・県道611号経由で約15km 
大山第2駐車場1日/600円あり 収容70台

ハイシーズンにはすぐに満車になる。その場合は民間駐車場へ
 

ふるさと情報
 


大山ケーブルカーHP

伊勢原市観光協会HP

阿夫利神社HP



※当サイトの情報は、あくまでも管理者の見解・情報ですので参考程度にご覧ください。





山行レポート

2010年12月、ゆうゆう隊本年最後の山行は副隊長の誕生日。前回の塔ノ岳山行時に目にした

端麗な三角形の山が印象に強く残っており、この大山に登頂することになった。江戸時代より信

仰されている山は、現在も多くの信者や観光客が訪れているという。山深い登山もいいが、時

には色んな人たちで賑わう山登りも楽しそうである。登頂数日前には、山頂に雪も降り積雪もあ

ったようだが、その形跡はほとんど残っていないらしい。透き通るような冬ばれの空の下大山に

向かった。



東名道から姿を見せる大山と富士

山麓は観光地そのもの


取付きは、由緒あるコマ参道から 

観光登山らしくケーブルカーに乗込む



阿夫利神社駅まで7分の乗車




標高695m 阿夫利神社駅

薄っすら相模湾が見えている





きれいに整備された階段を上る 

壮厳な阿夫利下社拝殿


大山阿夫利神社

本社に大山祗大神(オオヤマツミ)奥社に大雷神(オオイカツチ)前社に高龗神(タカオカミ)を祀る。

創建は崇神天皇の御代と社伝にあり、そうであれば西暦3世紀ごろと考えられている。中世以降、大

山寺を拠点とする修験道が盛んになり、源頼朝、北条氏、徳川氏など武家の崇拝を受けた。江戸時

代には当社を参詣する大山講が関東に組織され、多くの庶民が参詣した。




大山名水 神泉 

龍の口から流れる水を確保


神泉

下社拝殿の地下から湧き出る御神水。

殖産、長命延寿の泉として愛飲され、自由に飲むことができる。





いよいよ表参道登山道に取付く



しばらく急な石段が続く 

登山道は古より踏まれており歩きやすい




夫婦杉

天狗の鼻突き



江戸時代には茶屋があった富士見台より丹沢・富士を望む




山頂も近くなると足場の悪い石段に

27丁目の鳥居をくぐれば山頂だ




大山阿夫利神社頂上到着

頂上標がいたるところにある 





本社前より相模湾を望む




本社脇からは富士山も姿を見せていた




箱根外輪の山並み





本社でお参り

奥の院にも立ち寄る 




さすがに山頂は寒い、気温2度

暖かいそばでおなかを満たした




山頂展開図

ここが大山最高地点



大山

関八州、西に大山東に筑波と言われた大山

別名「阿夫利山(あふり)」「雨降山(あふり)」とも言われ、古くは山にかかる雲により

庶民の天気予報にまた海上の船からは位置を知る山アテ(目印)として仰ぎ見られ信仰された。






鎌倉・横浜方面を望む





下山道には数日前の雪が残っていた 

急な階段を下ると気持ち良い尾根歩き





見晴台から山頂を眺める 

大山の原生林を歩く




一際大きい杉の木

最後のみそぎ場二重の滝 

下社分岐到着




七不思議があるという女坂へ

急な石段を一気に下る 




大山寺

厄除け瓦投げができる 


大山寺

奈良の東大寺を開いた良弁僧正しいが天平勝宝7年(755年)に開山、本尊は不動明王

相模国の国御岳たる丹沢山系の中心道場として各地に知れ渡り、霊山として栄えた。

かの春日局もここにこもり、徳川家光が世継となるよう不動明王に祈願した。





大山詣の参拝道に思いをはせ無事下山

揚げたてのはんぺんを頂いた


歴史ある寺院を巡ることも好きなゆうゆう隊にとって、登山と寺院を一度に楽しめる山行となった

距離は短いが、思いのほか本格的な登山であり、山頂の眺めも良く、山の楽しさを味わうには十分

かもしれない。ただ、かなり観光地化されているので、静かな山歩きを好む方には向かないかもし

れない。首都圏からも近く、古の登山道を歩けるこの山は、正月登山でご来光を迎えるのは絶好の

山なのかもしれない。








大山の詳しいレポートは、ゆうゆうブログ「好き勝手な趣味の時間」に掲載!

    

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